日本国内における緊急SOSは、警察(110番)、消防(119番)、海上保安庁(118番)への連絡を意味している。
これまでも緊急SOSは利用できたが、モバイル通信サービスを利用できる状態でなければ利用できなかった。
このサービスは、モバイル通信やWi-Fiが圏外の場所でも緊急通報サービスに連絡できる。
ただし、iPhone14シリーズおよびiPhone15シリーズが対象で
アクティベーションしてから2年間無料で利用できるというもの。

まずは衛星経由の緊急SOSを実行する際の注意点
OSのバージョンは国によって異なるが、日本の場合はiOS 17.6以降のiOSを搭載した
iPhone 14シリーズとiPhone 15シリーズのみである。
さらに、「ヘルスケア」アプリ内の「メディカル ID」を事前に設定しておく必要がある。
メディカル IDは緊急時に医療関係者が必要とする持病などの情報をまとめておける。
衛星経由の緊急SOSでもこれが必要となる。

また、衛星経由の緊急SOSを実行する際、「空への視界が開けて、地平線がはっきりと見通せる屋外」にいる必要がある。
遮蔽(しゃへい)された家の中や地下では利用できない。